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熊本市民に親しまれている水前寺江津湖公園です。きれいに管理された樹木の木陰には遊歩道が整備され、湖畔を一周することができます。水辺には多くの湧水があり、ヒメバイカモやキタミソウなどの希少植物が生育し、散策や水遊び、生物観察など人々の憩いの場となっています。その歴史は古く、加藤清正が緑川水系の加勢川を治水のため改築したときに形成された膨張湖で、湖畔の木陰や湧き水で涼をとる人、舟遊びなどで賑わっていたそうです。今では江津湖の周りは市街地住居が密集しており、樹木と水辺の一体化したこの江津湖のオアシスをもとめて、人々はもとより野鳥や都市空間の動物があつまるビオトープ、アーバンフォレストとなっています。